← 祭りの一覧へOrthodox Easter (Pascha)

ユリウス暦の計算による正教会の復活大祭。西方とは別の主日になることが多く、彩色した卵と真夜中の奉神礼がそのしるしです。

いつ巡ってくるか

ユリウス暦の三月二十一日ののち最初の満月のあと、最初の主日。ふつう西方の復活祭より一週から五週あとで、2025 年のようにまれに同じ日になります。

Phala の暦は、あなたの街での正確な日付を出します。上に挙げた月と太陽の決まりが、その計算のもとになっています。

この日の物語

同じ復活を、古い計算法で日付づけます。その計算法は、復活祭がユダヤの過越祭のあとに来るという規則も守っています。正教会の一年では Pascha が祭りの中の祭りで、その前の受難週には日ごとに奉神礼があります。最初の三夜の花婿の奉事から、金曜の埋葬の行列、土曜の夜の徹夜祈祷まで。

エルサレムの聖墳墓教会では聖大土曜日、総主教がひとり墓所に入り、人の手によらずともったとされる聖なる火を携えて出てきます。火は蠟燭から蠟燭へ群衆のあいだを渡り、その夜のうちにアテネ、モスクワ、ベオグラード、ブカレストへ空輸されます。

どう過ごされるか

  • 大斎。四十八日間、肉、魚、乳、ぶどう酒、油を断つ、一年でもっとも厳しい斎です。
  • 真夜中の奉神礼。聖堂は暗く、真夜中に司祭が一本の蠟燭を掲げて「来たりて光を受けよ」と告げ、炎が群衆に広がり、行列が外へ出て聖堂を巡って戻り、「ハリストス復活!」(Christos Anesti、Khristos Voskrese)に「実に復活!」と応えます。
  • 赤い卵を突き合わせ、割れなかったほうが勝ち。kulich と卵を入れた籠は土曜に司祭が祝福します。
  • ギリシャでは金曜の夜に花で覆われた Epitaphios が街を巡り、コルフ島では土曜の朝、バルコニーから素焼きの壺が落とされます。

食卓には

ロシアでは kulich、白い糖衣をかけた背の高い甘いパンと、XB(ハリストス復活)の型を押した甘いカッテージチーズの paskha。ギリシャでは真夜中の magiritsa のスープと、当日の小羊のロースト。

見る

映像は YouTube から。それぞれ出どころのチャンネルを明記しています。触れればここで見られますし、YouTube で開くこともできます。

物語
正教会の受難週の解説正教会の受難週の奉神礼。最初の三夜の花婿の奉事から、埋葬の行列まで。映像提供:Ancient Faith Explained · YouTube で見る
祝祭
エルサレムの聖なる火聖大土曜日、聖墳墓教会の墓所から聖なる火が運び出され、群衆のあいだを渡っていきます。映像提供:DRM News · YouTube で見る
祝祭
モスクワの復活徹夜祭救世主ハリストス大聖堂の真夜中の復活の奉神礼のなかへ。映像提供:DRM News · YouTube で見る
Kulich、復活祭のパンロシアの背の高い甘い復活祭のパンを家で焼きます。映像提供:CookingTime 🍽️ · YouTube で見る

ほかに:聖なる日

Phala の暦は、この日があなたの街でどう巡ってくるかを見せます。日の出、tithi(太陰日)、そして暦の五つの要素を、地上のどこにいても。 暦のしくみを見る →