この日の物語
Fiṭr は断食を解くこと。二十九日か三十日のラマダーンのあと、日没に新月を探し、見えたその瞬間に断食の月が終わって祭りが始まります。目視で決まるので、隣り合う国どうしでイードが一日ずれることもあります。
預言者ムハンマドはヒジュラの二年後、マディーナで二つのイードを定めました。こちらのイードは断食の施しを伴います。朝の礼拝の前に、どの家も一人ぶんずつ定量の食べ物かその代金を zakāt al-fiṭr として出し、貧しい人も皆と一緒にイードを迎えられるようにします。
南アジアでは甘いイード(mīṭhī Eid)と呼ばれます。どの家も炊く sevaiyāṅ(細麺)にちなんだ名です。インドネシアとマレーシアでは Lebaran といい、誰もが郷里へ帰る(mudik)ために都市が空になる一週間です。
